こんにちは
岐阜県大垣市の矯正歯科 よろず矯正歯科の平田です。
今日はとある女の子のお話です。
8歳から治療を始めたSちゃんは、両手の爪をすべて咬んでちぎってしまう癖があります。
治療開始から1年半。
爪噛みの癖以外に、舌突出癖もあるので、指サックやタングクリブや舌のトレーニングなどをしながらがんばってくれていますが、
どうしても爪噛癖が治りません。
ここ数か月は、とりあえず1本の指だけやめてみようと約束を交わしますが、1カ月後、やっぱりやめられないのくりかえし。
爪が痛い痛いって泣いてるよ
とか
きれいな爪になったら、爪にきらきらした色を塗れるよ?
とか
いろんな工夫をしてみますがなかなか難しい。
以前、とあるセミナーで、指しゃぶりについて、どうしてもやめられない子は本人が本当にやめたいと思うまでつきあってあげるしかない
という話をきいたことがあります。
そのセミナーの講師の先生は、高校生くらいまで指しゃぶりがやめられなかった患者さんもいらっしゃったというお話をされていたと記憶しています。
もちろん、歯並びのケアを続けたうえでの話ですが。
Sちゃんも、やめたい気持ちもあるけど、やめられない気持ちもあるんだと思います。
お母様も、やめさせたいけど、以前からいろんなことを試したのに無理だったらしく、途方に暮れていらっしゃる様子です。
もう少し大きくなったらやめなきゃ!と思う時が来るだろうとはおもうのですが、
すでにすべての爪がとっても小さくなってしまっていてかわいそう。。。
今日は、Sちゃんと一緒に、二人でもう一度決意のしるしをつけました。
この★を見たら、この爪は噛んじゃいけないって思ってね
消えちゃったらお母さんに書いてもらおうね
星に願いをこめて。
まだまだ道のりは長そうだけど、一緒にがんばろう!