岐阜県大垣市の矯正歯科　よろず矯正歯科の佐田です。昨日、アンチエイジング歯科学会主催のバクテリアセラピスト養成講座に参加してまいりました。

近年、プロバイオティクスという言葉が謳われるようになってきました。乳製品などでよくありますよね。

これは、あらかじめ体に良い善玉菌を積極的に定着させ、病原菌が入り込まないようにして健康になるという予防的な概念であり、私たちの消化システムや免疫システムに役立つ善玉菌の総称です。
歯科医師として、口腔内の健康、ひいては全身の健康についてもどう対応していくかを学ぶ講座でした。
お口の中にはたくさんの常在菌がいます。健康な口腔内には500種以上の細菌がいます。そして、1本の歯には約10億個の細菌が付着していると言われます。

これらがバランスよく存在していれば問題ないのですが、プラークの蓄積等により歯面に悪玉菌が多数存在してしまうことで、虫歯や歯肉炎、歯周病またピロリ菌による胃疾患等の全身疾患をも引き起こしてしまうのです。
まず、お口の中を清潔にするということが大前提になりますが、そこにバクテリアセラピーを取り入れることで健康な状態を維持できるようになるのです。

そこで登場するのが　Ｌロイテリ菌です。（Lロイテリ菌についてはこちら）
これは、ヒト由来の善玉菌で、体に定着しやすく、また妊婦さんにも使える体に優しいものです。
口腔内の疾患を予防するだけでなく、妊娠中に摂取することで乳幼児のアレルギー発生率が下がったという報告や、全身疾患にも効果があります。

ご希望の方にはお口の中のおそうじと一緒にロイテリ菌塗布もできますので、お気軽にお申し付けください。

最後はバイオガイア社のアンダース・サックリン先生と。