歯並びが悪くなるのは遺伝ですか?とご質問をいただくことがあります。
歯並びが悪くなる原因の一つに”顎が小さいこと”が関係しています。
ですので先祖代々顎が小さい骨格の場合は関係していると言えなくもありません。
大人になると顎骨の成長が止まっている為、歯並びをよくするには歯を抜く必要も出てきます。
一方、お子さまの場合は骨が柔らかく、骨も動きやすので小児専用の矯正装置で調整することができ、歯を抜かずに矯正することが可能です。
目の大きい人、鼻の高い人など、人は、目、鼻、耳の形が違っても、本来の役目や働きに支障が出ることはありません。
しかし、歯は全く違います。
歯や顎の大きさ、歯並びよって、食べ物を良く噛めるか噛めないかが決まります。
歯並びが悪く食べ物が良く噛めないと、胃が痛くなったり栄養にならなかったり姿勢が悪くなったりと子どもの健康と関係してくるのです。
お子さんの健康を維持するには、歯並びも重要なポイントです。
お子さまの場合、顎の成長も途中ですので成長に合わせて専用の装置を使用します。
矯正治療が終わった後も経過観察をさせていただき、完全に顎の骨が成長しきるまでは様子をみる必要があります。
お子さまの歯並びが気になるときは、気になった”その時”にご相談ください。
ベストな治療のタイミングは、一人一人違うからため、お子様の今の状態を診察し、いつから始めるといいのか、どのような治療があるのか、お子さまに合わせた適切なアドバイスをいたします。